夕方の日拝

先日(6月30日)の日記より

夕方。夕食後。

虫の声がよく聞こえるので、それを起点にナイル川のほとりで日拝を行うビジョンを作成する。

私は川沿いの芦原の中に居る。虫の声は、日本でもエジプトでも同じなのか。西洋では虫の声は単なる雑音になるそうだが。文明の母たるここでは……?

土の匂い、川の匂い。停滞した藻の匂い。

日は大きく傾きいままさに稜線に消えていこうとしている。
私はそこに空飛ぶ黄金の船を見いだす。私の視覚は私そのものとなり、船に近づく。船には幾人かの漕ぎ手がいて、さらに神々がおわす。船室の前に一柱。舳先に一柱。その間に一柱。

私はそれを強く意識し、挨拶をする。地平線を目指す船は徐々に黒ずむ。
夜が来るのだ。

現実の空
ナイル川のほとり、草むらから沈む陽を仰ぎ見る

魔術について思ったこと メモ

昨日Twitterで流した文。そのまま流れるに任せるのも勿体ないので、こっちの記事にもする。

さて。魔術について、思うままのことを。

幾つかの定義(D・フォーチュンやA・クロウリーなど)を併せて考えると、内面≓心や意思をもってして「何某(なにがし)か」を変えるもの、となる。そこが外界なのか、自身の内面なのかはおいておくとして。

私自身は、魔術は自身の内面と、自身の行動。そして自身が干渉しうる他人行動を変化させられると信じている。
魔術によって鍛えられた内面は、その威力をもってして自身なり、外界なりに影響していく。
ただ、それを自身のありのままの精神だけで行えると思うのは早計。支えるには、魔術的な考えや象徴への理解、日常的な鍛錬が必須と考える。それを自分自身として、つまり自家薬籠中の物として操るには、様々な修行が必要だろう。
その技術体系の一つが魔術なのだろうと考えている。

年を取ってから始めた魔術。様々な所で自身の硬直した部分を認識し、才が足りぬ事を痛感する日々。

しかし、最後の時までにはもう少しマシになっていたい物である。

メモ 象徴と蜘蛛の巣(Symbols and webs.)

最近良く頭をよぎること。

カードにある図が象徴というコアになり、私の人生や他のなにがしかと結びついて蜘蛛の巣ができる。蜘蛛の巣は周辺に行くにつれ、遠く、コアから変化した物になる。

多数の象徴を得、それぞれが十分に蜘蛛の巣を育てると蜘蛛の巣が重なる。蜘蛛の巣は互いに影響し合い、より強固になる。

強固になった象徴と蜘蛛の巣は、私の足場になる。

私は足場から更に飛躍する。

最近、これだったりこれに近いことを徐々に実感するようになってきた。今頃それか、というお叱りも有るかも知れないが。メモとして書いておこうと思う。

エレメンタマギカぼちぼちと

1月初旬に到着した「エレメンタマギカ」。4ヶ月も経ったのに中々読み進められてないのだよなぁ。勿体ないというかなんというか。

昨日、P202まで読み進めた。恥ずかしながら、生まれなき者の知識が無くてどー活かすのか、割と適当だった。この辺りまでやってよーやく野蛮の声なんかも納得行った。というか裏付けを得たってのが正しいか。

このまま先に進んでいって、読み終わるのは何時になるかねぇ。まぁ、そもそも最後まで読みに行けるだけの力量があるかどうかってのもあるか。

しかし技量が届かないグレードの知識にしても、先取りして悪い事はあんまりあるまい。読めるところまで行きますかな。今週は木金が空きそうなので、そこで読込んでいきたいものである。

そんでもって、今日は良いことが有った。「生まれなき者」に関する知識とか儀式の部分を日課の中に活かしたところめっちゃイイ感じだった。幻視と現実の空間がパキッと合わさるというか重なるという感じ。

これまでやって来たことと、書籍の知識。上手く重ねて成果を咲かせたいものだな。

 

今朝の日拝

今朝は雨が割としっかり降っている。

家の軒先から日拝実行。雲の向こうに太陽があり、私は光体をもってしてそこを目指す。
太陽の前には太陽の船が在り、私はそれを目指すが、距離を空けられる。
次の瞬間、私は船に追いつこうとするが、また離される。
近づいては離れ、近づいては離れを数度繰り返すと、場面は地球近傍の宇宙空間となる。

地球を左下に、太陽を正面に。太陽の船は太陽の方角から右回りに宇宙空間を往く。
私は思う。「いや待て、太陽の船が想定しているのは宇宙では無い。なら宇宙ではどうすれば」
と考え始めると、意識が急激に膨張していく。
言語情報が何も無いまま、白い光が近づいてきて、飲まれる!と思った時、体に戻って来た。

よく分からない体験だった。

今朝の日拝

朝。曇り空。ひんやり感が心地よい。

遠くに数種類の鳥の声。雲をスクリーンにして拡がる川辺の芦原を視る。
彼方にピラミッドがあり、そこから日が昇る。周囲に古代エジプト人の格好をした人達が太陽に向かって跪拝する。私は太陽を強く意識し、そこに太陽の船を見いだす。

死を呪う太陽

夕方の日拝について。

今日の日拝はちょっと変わったことがあった。
夕食後19時過ぎのため、既に暗くなった空に幻視を得ようとする。
いつもは黄金から半ば黒く染まった太陽の船が、死の運命を粛々と受け入れるかのような雰囲気なのだが。


本日は真っ黒く染まった太陽の船の上に一人真っ黒な神が居て叫んでいた。
「何故死ななければならないのか。何故死ななければならないのか。世は春を迎え、命の喜びを歌い上げているのに、何故死ななければならないのか。何故だ!」
途中からは、言葉では無く思念というか気配だけが伝わってきた。
それは悲しみのような呪いのような。

自分なりの五芒星小儀礼。カバラ十字まで

本日の五芒星小儀礼は、光体のやり方を、脳内で解説しながら実行。

基本は思い出すこと。見えてない部分の想像については解剖書やポーズ集とか見る。
後は、自分のたるんだ肉を想定して味付け。

ただ、裸や複雑な服を着ているところをずっと想像しようとすると、手足などが意識外に行ってしまい駄目な感じになるので適当に裸を想像したところで、ローブ姿に変換。
のっぺりな黒でもシルエットがそれなりになるので便利。ローブが浮かばない人は実際に作ってみても良いと思う。

光体ができたら、意識の切り取り・貼り付け。肉体というガワから、光体というガワに中身を持っていき、馴染ませる。
やり方としてやりやすいのは視覚だろう。私の場合は狭っ苦しい部屋で儀式を行っているが、自分の目前に立った光体から見える景色を予め記憶し、それと光体の視野を馴染ませる。
上手く行かない時には、さらにしゃがんだり、光体の手を握ったりしながら肉体との差異を確認し、馴染ませる。
光体が馴染んだら、私の場合は、天上に昇り、屋根に登り、空を飛ぶ。Googleマップで、付近の上空写真を意識しながら光体が見た景色をはっきりさせていく。
ある程度上がったらMitaka(仮想宇宙空間シミュレーションソフトウェア)での映像に切り替える。

そして地球を足場にし、カバラ十字の実行。

面倒くさくなってきたので、今日はここまで。

FlowScapeのこと

さて、最近すっかりワンオラクルサイトになってるが、ちゃんと日課等はやってますよ、と。いうわけでETMです。

今年1月10日に届いたエレメンタマギカ、濃厚で楽しいのだけど、なかなか読み進まないままもう2月も終わり。

そういえば、オリジナルタロットを描くのは悪魔で止まってるなぁ。

そういえば、タットワの資料作成もあと一息という所で止まってるな。

なーんか色んな物が中途半端なので泣けてくる。

で、気を取り直してFlowScape。Steamで見つけた景観作成ツールなんだけども、かなり柔軟に物を作る事ができる。.obj形式の3Dモデルをインポートする事も可能。FlowScape自体にも色々と入ってるのだけど、建物とか人物とかで気に入ったのが無い時には「thingiverse」辺りで、適当なのを拾ってきても良い。

で、これを魔術にどう活かすのかと言えば、視覚化の補助ですな。視覚化で見ている風景をFlowScapeで描写する事で視覚化を強靱、細密化する感じで。

個人神殿にも活かせそうだよな。と、個人的に考えてるのでぼちぼちやっていこうと。今度はやり切りたいモノである。

試しに作った風景。真ん中の神殿(?)は、thingiverseからの拾いもの。