幻視・視覚化を行う際には様々な要求があります。
そのうちで最も重要なのは解像度ではないでしょうか。
視覚化になれてない、資料の読み込みが足りてない場合には、対象はぼんやりした像を結びます。解像度が低いのです。
“目”に映そうにも、その映すべき映像の詳細を持たないからです。
逆に、視覚化にも慣れ、資料の読み込みが十分になり、対象の詳細を隅から隅まで押さえたならば、その像は綺麗に結ばれることになるでしょう。
そうなれば次は五感です。目に見えるだけでなく、手で触れ、熱を感じ、匂いを嗅ぎ、場合によっては味覚も捉えることでしょう。ここまで出来ればその存在はもうあなたの中に存在していると言っても良いかも知れません。
ここまで読んで、非常に難しいと思われたかも知れません。
しかし、慣れた者であっても、毎日毎回全ての要件を満たすことは難しいものです。その日その日によって体調や気分の好不調がありますので万全のものを見いだせないことの方が多いです。
上手く行ったときの魔術日記には非常に興奮した解説文が着くはずです。