磨り硝子のように 揺らめく陽よ その熱量だけは どうか留めておくれ モザイク画のように 揺らめく雲よ 自由に空を どうか駆けておくれ 案山子のように 立ち尽くす吾よ 雲雀のように 歌謡いたまえ どこまでも蒼く黒い空 綿のように白く対流する湯のように揺らめく雲 そのどちらをも 輝ける熱量で統べる 陽よ ただ見つめるばかりの吾を照らせ ただ立ち尽くすだけの吾を走らせたまえ
形而上の海に水母のようにたゆたい、月のように照らそう。
磨り硝子のように 揺らめく陽よ その熱量だけは どうか留めておくれ モザイク画のように 揺らめく雲よ 自由に空を どうか駆けておくれ 案山子のように 立ち尽くす吾よ 雲雀のように 歌謡いたまえ どこまでも蒼く黒い空 綿のように白く対流する湯のように揺らめく雲 そのどちらをも 輝ける熱量で統べる 陽よ ただ見つめるばかりの吾を照らせ ただ立ち尽くすだけの吾を走らせたまえ